19世紀のイギリスの植物学者、アンナ・アトキンスは、「世界で最初の女性写真家」として知られています。カメラを使わず、日光を利用して青と白で対象物を写しとる、サイアノタイプ(青写真)という手法で、美しい青い写真をのこしました。
ほとんどの女性が科学教育をうけられなかった当時の社会で、アンナがどのように自分の世界を切りひらいていったかをえがく絵本です。
フィオナ・ロビンソン 作
/ せなあいこ 訳
- カテゴリ
- 絵本
- シリーズ名
- ISBN
- 9784566080690
- 税込定価
- 1,760 円
- 発売日
- 2021年03月
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著者プロフィール
フィオナ・ロビンソン
イギリス生まれの絵本作家。ニューヨーク在住。おもな作品にWhaleShines、WhatAnimalsReallyLike、『世界でさいしょのプログラマー』(評論社)などがある。作品にあわせて、さまざまなことなる素材を絵づくりに取り入れるのが特徴。数々の絵本を発表し、高い評価を得ている。
せなあいこ
東京生まれ。同志社大学卒業。主な翻訳絵本に『しりたがりやのふくろうぼうや』『ケーキがやけたら、ね』『ババールの美術館』『おねがいパンダさん』『女王さまのぼうし』『あたし、うそついちゃった』『たったひとつのドングリが―すべてのいのちをつなぐ』『まほうのさんぽみち』『このまちのどこかに』「あおいちきゅうのいちにち」シリーズ(すべて評論社)などがある。
担当編集者より
つつみ深い性格で、著書にイニシャルかったアンナ。それがA・Aだったために、AnonymousAuthor(匿名の著者)と誤解され、写真の歴史のなかでも知られてこなかったそうです。植物学者として対象物を正確に写し取りたいという思いで写した写真は、科学的なだけではなく、とても美しいです。絵本のなかにアンナのサイアノタイプの実物も掲載しています。