イギリスのシリー諸島付近は航海の難所です。ある夜、嵐で船が沈み、乗客30人が岩にしがみついていたとき、パフィン島の灯台守ベンが手漕ぎボートでやってきて、全員を救出してくれました。助けられた乗客の中にいた5歳の少年アランは、この夜のことを忘れず、ベンが描いた船の絵をもらって大切にしていました。学校を卒業するとすぐ、パフィン島に向かい、なつかしい灯台守に再会します。一羽の傷ついたパフィンを看病することで、ベンとアランは家族のように絆を深めていきます。パフィン島が、文字どおりパフィンでいっぱいの島になるまでを、人と人のつながりをからめて情感豊かに描きだす物語。オールカラーのすばらしいイラストに飾られた贅沢な作品です。
マイケルモーパーゴ 作
/ ベンジー・デイヴィス 絵
/ 佐藤見果夢 訳
- カテゴリ
- 読み物
- シリーズ名
- ISBN
- 9784566014602
- 税込定価
- 1,650 円
- 発売日
- 2023年02月
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著者プロフィール
マイケルモーパーゴ
イギリスを代表する児童文学作家。『戦火の馬』をはじめ、『アーニャは、きっと来る』『世界で一番の贈りもの』『兵士ピースフル』『ケンスケの王国』『希望の海へ』『ヒナゲシの野原で』『おじいちゃんがのこしたものは…』など多くの作品が紹介されている。
ベンジー・デイヴィス
イギリスのイラストレーター、絵本作家。大学でアニメーションを学ぶ。日本では、『おじいちゃんのゆめのしま』『あのひのクジラ』『くまくんのたからさがし』などの絵本が紹介されている。
佐藤見果夢
翻訳家。『戦火の馬』『アーニャは、きっと来る』などのモーパーゴ作品のほか、『これがほんとの大きさ!』『タツノオトシゴ』など絵本の翻訳も多い。