砂漠の土埃のなかを、神霊や亡霊が跋扈する。
ガーナ出身の著者が、西アフリカの神話を下敷きに描く、まったく新しいハイファンタジー。シリーズ第1弾!
砂漠に囲まれた豊かな都市国家・ズィーラーンに、新しい生活を求めて逃れてきた難民の少年・マリク。心に傷を抱え、後継者でありながら、自国を逃れ、遠くで暮らしたいと願う王女・カリーナ。
五十年に一度の祝祭の最中、女王が暗殺される。カリーは「よみがえりの儀式」を行うことを決意するが――。
出会うはずのないふたりが神霊の謀略によって出会うとき、運命が動きはじめる――。
「ニューヨーク・タイムズ」ベストセラー!
ローズアン・A・ブラウン 作
/ 三辺律子 訳
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著者プロフィール
ローズアン・A・ブラウン
アメリカの作家。ワシントン郊外在住。ガーナで生まれ、3歳の時にアメリカに移住。メリーランド大学でジャーナリズムを学ぶ。また、同校で、短編小説、詩、脚本の創作を学ぶ、ヒメネス=ポーター・ライターズ・ハウス・プログラムを修了。デビューとなる本作がニューヨーク・タイムズでベストセラーとなる。石川県能美市で、外国語指導助手を務めていたこともある。
三辺律子
東京都生まれ。英米文学翻訳家。白百合女子大学、専修大学講師。主な訳書に「ドラゴンシップ」シリーズ(評論社)、「龍のすむ家」シリーズ(竹書房)、『最後のドラゴン』(あすなろ書房)、「オリシャ戦記」シリーズ(静山社)など。共編著書に『BOOKMARK 翻訳者による海外文学ブックガイド1&2』(CCCメディアハウス)などがある。
担当編集者より
繊細な心情描写を重ね、説得力をもって描かれる魅力的な登場人物たちが、どのように物語を繰り広げていくのか――。今後の展開が楽しみなシリーズ第1巻です。