キャンドルを燃やすことで、過去と現在を行き来する<嵐の守り手>たち。彼らはその力で、アランモア島にひそむ悪の勢力をおさえこんできた。しかし、ひとりの少年が島におりたったとき、よい魔法も悪い魔法も同時に目覚めてしまう。その少年フィオンは、次代を担う守り手として修業を始めるのだが、なかなか自分の魔法が使いこなせない。そんななか、いよいよ闇の女王が立ち上がり、ソウルストーカーと呼ばれる魂をのっとられた悪鬼たちがぞくぞくと島に上陸してくる。フィオンは、家族や友人、島民を率いて、最後の戦いに臨まなければならない。どんな方法で立ち向かうのか……。ファンタジー三部作の完結編。