ものがたりを かこう!
なにかを うみだすのは、かんたんな ことでは なくて、
ときに なげだしたくなるれど、あきらめないで、
もういちど えんぴつを にぎる。
せかいで たったひとつの 「きみだけの ものがたり」をかくために。
物語を書こうとしたことがあるなら、それが思ったより大変な作業だということをごぞんじでしょう。言葉はまいごになり、エンピツはおれ、ボツになったぐちゃぐちゃの紙の山がどんどん大きくなるばかり。ほかの人が書いたすてきな物語を読んだ方がどんなに楽しいことか!
本書はゴールデン・カイト賞を2度も受賞し、ストーリーテラーとして評価の高いデボラ・ホプキンソンが、「生みの苦しみ」への共感をえがき、それを切り抜けるアイデアをさずけます。
子どもたちをはじめ、なにかを生み出そうとするすべての人をはげます絵本です。
デボラ・ホプキンソン 作
/ ハドリー・フーパ― 絵
/ せなあいこ 訳
- カテゴリ
- 絵本
- シリーズ名
- ISBN
- 9784566080881
- 税込定価
- 1,815 円
- 発売日
- 2023年03月
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著者プロフィール
デボラ・ホプキンソン
子どもたちに向けて、絵本、物語、ノンフィクション作品を発表しているアメリカの作家。2013年に、Titanic で、ヤングアダルト図書館協会が選ぶすぐれたノンフィクション作品の最終候補になる。『リンゴのたび―父さんとわたしたちがオレゴンにはこんだリンゴのはなし―』(小峰書店)と、A Band of Angelsで、2回のゴールデン・カイト賞を受賞。Sky Boysで、ボストングローブ・ホーンブック賞を受賞。オレゴン州在住。日本で紹介されている本に『だいすきな先生へ』(評論社)、『サリバン先生とヘレン―ふたりの奇跡の4か月―』(光村教育図書)、『ブロード街の12日間』(あすなろ書房)、『灯台守のバーディ』(BL出版)などがある。
ハドリー・フーパ―
アメリカのイラストレーター。Two Brothers、 Four Hands、How I Discovered Poetryなどの作品のイラストで高い評価を受けている。コロラド州在住。日本で紹介されるのは、本作が初めて。
せなあいこ
東京生まれ。同志社大学卒業。主な翻訳絵本に『しりたがりやのふくろうぼうや』『ケーキがやけたら、ね』『ババールの美術館』『女王さまのぼうし』『まほうのさんぽみち』『このまちのどこかに』『青のなかの青—アンナ・アトキンスと世界で最初の青い写真集―』『エリンとまっくろ岩のひみつ』『あの子はぼくらのスーパースター』(すべて評論社)などがある。
担当編集者より
何もないところからなにかを生み出すのは大変な作業です。けれど、あきらめないで向き合っていれば、ふとしたきっかけで、道が開ける。物語だ
けではなく、創作を志すすべてのひとへのはげましのメッセージが込められた絵本です。